エズラ記1-2 ; ヨハネ19:23-42

エズラ記

第1章

1:1ペルシャ王クロスの元年に、主はさきにエレミヤの口によって伝えられた主の言葉を成就するため、ペルシャ王クロスの心を感動されたので、王は全国に布告を発し、また詔書をもって告げて言った、
1:2「ペルシャ王クロスはこのように言う、天の神、主は地上の国々をことごとくわたしに下さって、主の宮をユダにあるエルサレムに建てることをわたしに命じられた。1:3あなたがたのうち、その民である者は皆その神の助けを得て、ユダにあるエルサレムに上って行き、イスラエルの神、主の宮を復興せよ。彼はエルサレムにいます神である。1:4すべて生き残って、どこに宿っている者でも、その所の人々は金、銀、貨財、家畜をもって助け、そのほかにまたエルサレムにある神の宮のために真心よりの供え物をささげよ」。
1:5そこでユダとベニヤミンの氏族の長、祭司およびレビびとなど、すべて神にその心を感動された者は、エルサレムにある主の宮を復興するために上って行こうと立ち上がった。1:6その周囲の人々は皆、銀の器、金、貨財、家畜および宝物を与えて彼らを力づけ、そのほかにまた、もろもろの物を惜しげなくささげた。1:7クロス王はまたネブカデネザルが、さきにエルサレムから携え出して自分の神の宮に納めた主の宮の器を取り出した。1:8すなわちペルシャ王クロスは倉づかさミテレダテの手によってこれを取り出して、ユダのつかさセシバザルに数え渡した。1:9その数は次のとおりである。金のたらい一千、銀のたらい一千、香炉二十九、1:10金の鉢三十、銀の鉢二千四百十、その他の器一千、1:11金銀の器は合わせて五千四百六十九あったが、セシバザルは捕囚を連れてバビロンからエルサレムに上った時、これらのものをことごとく携えて上った。

第2章

2:1バビロンの王ネブカデネザルに捕えられて、バビロンに移された者のうち、捕囚をゆるされてエルサレムおよびユダに上って、おのおの自分の町に帰ったこの州の人々は次のとおりである。2:2彼らはゼルバベル、エシュア、ネヘミヤ、セラヤ、レエラヤ、モルデカイ、ビルシャン、ミスパル、ビグワイ、レホム、バアナと共に帰ってきた。
そのイスラエルの民の人数は次のとおりである。2:3パロシの子孫は二千百七十二人、2:4シパテヤの子孫は三百七十二人、2:5アラの子孫は七百七十五人、2:6パハテ・モアブの子孫すなわちエシュアとヨアブの子孫は二千八百十二人、2:7エラムの子孫は一千二百五十四人、2:8ザットの子孫は九百四十五人、2:9ザッカイの子孫は七百六十人、2:10バニの子孫は六百四十二人、2:11ベバイの子孫は六百二十三人、2:12アズガデの子孫は一千二百二十二人、2:13アドニカムの子孫は六百六十六人、2:14ビグワイの子孫は二千五十六人、2:15アデンの子孫は四百五十四人、2:16アテルの子孫すなわちヒゼキヤの子孫は九十八人、2:17ベザイの子孫は三百二十三人、2:18ヨラの子孫は百十二人、2:19ハシュムの子孫は二百二十三人、2:20ギバルの子孫は九十五人、2:21ベツレヘムの子孫は百二十三人、2:22ネトパの人々は五十六人、2:23アナトテの人々は百二十八人、2:24アズマウテの子孫は四十二人、2:25キリアテ・ヤリム、ケピラおよびベエロテの子孫は七百四十三人、2:26ラマおよびゲバの子孫は六百二十一人、2:27ミクマシの人々は百二十二人、2:28ベテルおよびアイの人々は二百二十三人、2:29ネボの子孫は五十二人、2:30マグビシの子孫は百五十六人、2:31他のエラムの子孫は一千二百五十四人、2:32ハリムの子孫は三百二十人、2:33ロド、ハデデおよびオノの子孫は七百二十五人、2:34エリコの子孫は三百四十五人、2:35セナアの子孫は三千六百三十人。
2:36祭司は、エシュアの家のエダヤの子孫九百七十三人、2:37インメルの子孫一千五十二人、2:38パシュルの子孫一千二百四十七人、2:39ハリムの子孫一千十七人。
2:40レビびとは、ホダヤの子孫すなわちエシュアとカデミエルの子孫七十四人。2:41歌うたう者は、アサフの子孫百二十八人。2:42門衛の子孫は、シャルムの子孫、アテルの子孫、タルモンの子孫、アックブの子孫、ハテタの子孫、ショバイの子孫合わせて百三十九人。
2:43宮に仕えるしもべたちは、ヂハの子孫、ハスパの子孫、タバオテの子孫、2:44ケロスの子孫、シアハの子孫、パドンの子孫、2:45レバナの子孫、ハガバの子孫、アックブの子孫、2:46ハガブの子孫、シャルマイの子孫、ハナンの子孫、2:47ギデルの子孫、ガハルの子孫、レアヤの子孫、2:48レヂンの子孫、ネコダの子孫、ガザムの子孫、2:49ウザの子孫、パセアの子孫、ベサイの子孫、2:50アスナの子孫、メウニムの子孫、ネフシムの子孫、2:51バクブクの子孫、ハクパの子孫、ハルホルの子孫、2:52バヅリテの子孫、メヒダの子孫、ハルシャの子孫、2:53バルコスの子孫、シセラの子孫、テマの子孫、2:54ネヂアの子孫、ハテパの子孫である。
2:55ソロモンのしもべたちの子孫は、ソタイの子孫、ハッソペレテの子孫、ペリダの子孫、2:56ヤアラの子孫、ダルコンの子孫、ギデルの子孫、2:57シパテヤの子孫、ハッテルの子孫、ポケレテ・ハッゼバイムの子孫、アミの子孫。
2:58宮に仕えるしもべたちとソロモンのしもべたちの子孫とは合わせて三百九十二人。
2:59次にあげる人々はテル・メラ、テル・ハレサ、ケルブ、アダンおよびインメルから上って来た者であったが、彼らはその氏族とその血統とを示して、そのイスラエルの者であることを明らかにすることができなかった。2:60すなわちデラヤの子孫、トビヤの子孫、ネコダの子孫で合わせて六百五十二人。2:61祭司の子孫のうちにはハバヤの子孫、ハッコヅの子孫、バルジライの子孫があった。バルジライはギレアデびとバルジライの娘たちのうちから妻をめとったので、その名で呼ばれることになった。2:62これらの者は系譜に載った者たちのうちに自分の名を尋ねたが見いだされなかったので、汚れた者として、祭司の職から除かれた。2:63総督は彼らに告げて、ウリムとトンミムを身につける祭司の興るまでは、いと聖なる物を食べてはならないと言った。
2:64会衆は合わせて四万二千三百六十人であった。2:65このほかに、しもべおよびはしため合わせて七千三百三十七人、また歌うたう男女二百人あった。2:66その馬は七百三十六頭、その騾馬は二百四十五頭、2:67そのらくだは四百三十五頭、そのろばは六千七百二十頭あった。
2:68氏族の長数人はエルサレムにある主の宮の所にきた時、神の宮をもとの所に建てるために真心よりの供え物をささげた。2:69すなわち、その力に従って工事のために倉に納めたものは、金六万一千ダリク、銀五千ミナ、祭司の衣服百かさねであった。
2:70祭司、レビびと、および民のある者はエルサレムおよびその近郊に住み、歌うたう者、門衛および宮に仕えるしもべたちはその町々に住み、一般のイスラエルびとは自分たちの町々に住んだ。


ヨハネ

第19章

19:23さて、兵卒たちはイエスを十字架につけてから、その上着をとって四つに分け、おのおの、その一つを取った。また下着を手に取ってみたが、それには縫い目がなく、上の方から全部一つに織ったものであった。19:24そこで彼らは互に言った、「それを裂かないで、だれのものになるか、くじを引こう」。これは、「彼らは互にわたしの上着を分け合い、わたしの衣をくじ引にした」という聖書が成就するためで、兵卒たちはそのようにしたのである。19:25さて、イエスの十字架のそばには、イエスの母と、母の姉妹と、クロパの妻マリヤと、マグダラのマリヤとが、たたずんでいた。19:26イエスは、その母と愛弟子とがそばに立っているのをごらんになって、母にいわれた、「婦人よ、ごらんなさい。これはあなたの子です」。19:27それからこの弟子に言われた、「ごらんなさい。これはあなたの母です」。そのとき以来、この弟子はイエスの母を自分の家に引きとった。
19:28そののち、イエスは今や万事が終ったことを知って、「わたしは、かわく」と言われた。それは、聖書が全うされるためであった。19:29そこに、酢いぶどう酒がいっぱい入れてある器がおいてあったので、人々は、このぶどう酒を含ませた海綿をヒソプの茎に結びつけて、イエスの口もとにさし出した。19:30すると、イエスはそのぶどう酒を受けて、「すべてが終った」と言われ、首をたれて息をひきとられた。
19:31さてユダヤ人たちは、その日が準備の日であったので、安息日に死体を十字架の上に残しておくまいと、(特にその安息日は大事な日であったから)、ピラトに願って、足を折った上で、死体を取りおろすことにした。19:32そこで兵卒らがきて、イエスと一緒に十字架につけられた初めの者と、もうひとりの者との足を折った。19:33しかし、彼らがイエスのところにきた時、イエスはもう死んでおられたのを見て、その足を折ることはしなかった。19:34しかし、ひとりの兵卒がやりでそのわきを突きさすと、すぐ血と水とが流れ出た。19:35それを見た者があかしをした。そして、そのあかしは真実である。その人は、自分が真実を語っていることを知っている。それは、あなたがたも信ずるようになるためである。19:36これらのことが起ったのは、「その骨はくだかれないであろう」との聖書の言葉が、成就するためである。19:37また聖書のほかのところに、「彼らは自分が刺し通した者を見るであろう」とある。
19:38そののち、ユダヤ人をはばかって、ひそかにイエスの弟子となったアリマタヤのヨセフという人が、イエスの死体を取りおろしたいと、ピラトに願い出た。ピラトはそれを許したので、彼はイエスの死体を取りおろしに行った。19:39また、前に、夜、イエスのみもとに行ったニコデモも、没薬と沈香とをまぜたものを百斤ほど持ってきた。19:40彼らは、イエスの死体を取りおろし、ユダヤ人の埋葬の習慣にしたがって、香料を入れて亜麻布で巻いた。19:41イエスが十字架にかけられた所には、一つの園があり、そこにはまだだれも葬られたことのない新しい墓があった。19:42その日はユダヤ人の準備の日であったので、その墓が近くにあったため、イエスをそこに納めた。


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